
- 福岡で樹木葬ができる霊園・お寺を、料金つきで比べたい
- 年間の管理費がかかるのか、いつ合祀されるのかを知りたい
- 夫婦や家族で入れる樹木葬を探している
樹木葬は、墓石の代わりに樹木や草花のそばに遺骨を納めるお墓です。ひと口に樹木葬といっても、1人いくらなのか、毎年の費用がかかるのか、いつまで個別に納めてもらえるのかは、施設ごとにまったく違います。
この記事では、福岡で樹木葬の料金を公式サイトに載せている5施設を、公式サイトの記載だけで比べます(2026年9月確認)。当サイトの樹木葬の一覧にはほかの施設も載っていますが、料金や仕組みを公式サイトで確かめられたのはこの5施設です。
福岡の樹木葬5施設の比較
| 施設 | エリア | いちばん安いプラン | 毎年の費用 | 個別に納める期間 |
|---|---|---|---|---|
| 油山平成御廟 樹木葬「こだまの杜」 | 那珂川市 | 風の丘 1体25万円〜(水音の郷は1体30万円) | なし | 一緒に申し込んだ全員の埋葬後13年、その後は合祀墓 |
| 大願寺 | 太宰府市 | 花みずきの里 おひとり35万円 | なし | 公式サイトに記載なし |
| 徳門寺 | 福岡市西区 | 1人用 志納金24万円+石碑代15万4,000円 | なし(志納金に含む) | 契約日から50年、家族ごとの個別のロッカー |
| 太宰府メモリアルパーク | 太宰府市 | デュエット 2人用55万円 | 年5,500円〜(永代供養が始まるまで) | 全員の納骨後13年、その後は合祀墓 |
| 新宮霊園 樹木葬 | 糟屋郡新宮町 | ひまり 1〜2霊 58万円〜 | 共益維持費 年7,700円〜 | 共益維持費を払っているあいだは期限なし |
金額はいずれも各施設の公式サイトに載っている料金です(2026年9月確認)。納骨料や彫刻料が含まれるかどうかは施設によって違うので、下の説明とあわせて見てください。
油山平成御廟 樹木葬「こだまの杜」(那珂川市)
那珂川市の公園墓地で、樹木葬「こだまの杜」があります。公式サイトのよくある質問では「風の丘 1体25万円〜・水音の郷 1体30万円〜」と案内されています。水音の郷のプランは次のとおりです。
- 霞(集合型):1体30万円
- 結(ご夫婦・ご家族の専用区画):2体80万円、3〜4体120万円
- 結・特別区画(見晴らしのよい区画):2体100万円、3〜4体140万円
- ペット共葬:2体90万円、3〜4体130万円
どのプランにも、13年間の個別供養・埋葬料・永代供養(合祀)・護持金・銘板・彫刻料が含まれていて、年間管理費は0円です。骨壺のまま個別のカロートに納め、一緒に申し込んだ方全員の埋葬が済んでから13年間そのまま供養し、その後は同じ敷地の芝桜合祀墓に移ります。宗旨・宗派は問われません。福岡市天神から車で約30分で、市内から無料の送迎バスが3路線出ています。
大願寺(太宰府市)
太宰府市連歌屋の浄土真宗のお寺です。境内の見晴らしのよい場所に山桜と花みずきを植え、その根元でご遺骨をお守りする「樹木葬 合同墓」があります。納骨は墓苑が指定する骨壺で行います。
- 花みずきの里:おひとり35万円(お二人目〈親族の方〉30万円)
- 山桜の里:おひとり55万円(お二人目〈親族の方〉35万円)
- 家族墓:おひとり目55万円、お二方目110万円、四人目160万円
氏名の彫刻は2万2,000円です。公式サイトでは「合同墓は管理費がいらず、将来子供たちへの負担がございません」と案内されています。合祀になる時期は公式サイトに書かれていないので、申し込む前に確かめてください。九州自動車道の太宰府インターから車で約10分、西鉄太宰府駅から約1.5kmです。
徳門寺(福岡市西区)
西区宮浦、二見ヶ浦の近くにある臨済宗妙心寺派のお寺です。株式会社集と提携した樹木葬で、納骨堂の前の敷地に石碑を置き、ご遺骨は契約日から50年間、家族ごとに分かれた個別のロッカーに納めます。
- 志納金:1人用24万円、2人用36万円、3人用46万円、4人用54万円(管理費を含む)
- 石碑代(別途):15万4,000円または19万8,000円(税込・10文字程度の彫刻を含む)
1人用の場合、志納金と石碑代を合わせて39万4,000円からです。全期間の管理費が志納金に含まれているので、毎年の費用はかかりません。過去の宗旨・宗派を問わず、無宗教の方も利用でき、生前の申し込みもできます。駐車場は2か所(徳門寺前・本堂裏)です。
太宰府メモリアルパーク(太宰府市)
太宰府市大佐野の霊園で、平成25年に樹木葬の申し込みを始めました。散骨はせず、骨壺のまま樹木のまわりの小さなお墓に納めるので、お墓と同じように個別にお参りできます。
- デュエット(561区・2人用):55万円
- デュエットⅡ(563区・2人用):60万円
- 桜樹木葬(562区)永代供養タイプ:1人用89万5,000円、2人用124万5,000円、3人用139万5,000円、4〜6人用154万5,000円
- 桜樹木葬(562区)承継タイプ:159万5,000円
いずれも税込で、納骨料は別途です。彫刻料はデュエットには含まれ、桜樹木葬は別途です。管理料は、デュエットが年5,500円、桜樹木葬が年1万1,000円で、納骨がすべて済んで永代供養が始まるまでかかります。全員の納骨が済むと現地で13年間供養され、その後は園内の合祀墓に移ります。桜樹木葬は福岡市を見下ろす高台にあり、晴れた日には博多湾まで見渡せると案内されています。
新宮霊園 樹木葬(糟屋郡新宮町)
新宮町の公園墓地で、「慈愛の丘」に和モダンの樹木葬の区画があります。5種類のうち、いま申し込めるのは次の2種類です(すい・なぎ・りんは完売)。
- ひまり(1霊〜2霊):58万円〜(1列目は完売、2列目は68万円、3・4列目は58万円)。共益維持費 年7,700円
- つむぎ(4霊〜8霊):168万円。共益維持費 年9,900円
価格は税込で、墓所使用料・供養料・墓石一式・基本彫刻料を含みます。年間の共益維持費を払うことで期限を設けずに使える「墓じまい無料」の樹木葬と案内されていて、月に一度、樹木葬に眠る方のための読経供養が行われます。仏式・神式・無宗派を問わず利用できます。JR福工大前駅から無料の送迎バスが出ています(平日の木曜日は運休)。
樹木葬を選ぶときに確かめること
5施設を並べると、料金の数字だけでは比べられない違いが見えてきます。申し込む前に、次の点を施設に確かめておきましょう。
- いつまで個別に納めてもらえるか:全員の埋葬後13年(油山平成御廟・太宰府メモリアルパーク)、契約日から50年(徳門寺)、共益維持費を払うあいだは期限なし(新宮霊園)と、施設によって違います
- 毎年の費用がかかるか、いつまでかかるか:かからない施設、永代供養が始まるまでかかる施設、払い続けることで区画を使い続ける施設があります
- 料金に何が含まれるか:彫刻料・納骨料・石碑代が含まれるかどうかで、実際に払う額が変わります
- 何人まで入れるか:1人用・2人用・家族用で料金が大きく変わります。夫婦で入るなら2人用の料金で比べるのが確実です
- お参りの行き方:郊外の霊園やお寺が多いので、車がなくても通えるか、送迎バスがあるかを見ておきましょう
年間の管理費がかからない納骨堂・永代供養墓もあわせて探したい方は「管理費なしの納骨堂・永代供養は福岡にある?」、ペットと一緒に入りたい方は「ペットと一緒に入れる福岡の納骨堂・永代供養墓」も参考にしてください。
この記事の出典
油山平成御廟「水音の郷」(https://heiseigobyou.co.jp/mizuotonosato/)・永代供養のよくある質問(https://heiseigobyou.co.jp/eitai/)、大願寺「樹木葬・合同墓」(https://www.daigwanji.com/distinations/jyumoku_keidai/)、徳門寺樹木葬(株式会社集 https://tsudoi-nexus.com/tree-bridal/tokumonji)、太宰府メモリアルパーク「樹木葬」(https://d-m-p.net/jumoku/)・霊園概要(https://d-m-p.net/reien)、新宮霊園「樹木葬」(https://shinguureien.jp/distribution/jyumokusou02/)。いずれも2026年9月に確認しました。料金や空き状況は変わることがあるので、申し込む前に各施設に確かめてください。