お盆・お彼岸に墓じまいをしてもいい?繁忙期を避けた手続きスケジュールの立て方
「お盆やお彼岸の時期に墓じまいの話を進めるのは、罰当たりなのではないか」――そんな不安から、時期をずらそうか迷う方がいらっしゃいます。
一方で、親族が集まりやすいこの時期にまとめて話を進めたい、という声もよく聞きます。
結論から言うと、お盆やお彼岸に墓じまいの相談や手続きを進めること自体に問題はありません。
ただし、この時期は霊園・お寺・石材店がどこも繁忙期にあたるため、スケジュールの組み方には注意が必要です。この記事では、繁忙期を踏まえた手続きの進め方を整理します。

- お盆やお彼岸に墓じまいの話を進めてもいいのか不安
- 親族が集まるこの時期に合わせて手続きを進めたい
- 繁忙期でスケジュールがどれくらい遅れるのか分からない
お盆・お彼岸はなぜ繁忙期になるのか
お盆(多くの地域で8月中旬、一部地域は7月)やお彼岸(春分・秋分の前後1週間)は、お墓参りや法要が全国的に集中する時期です。
霊園やお寺は来客対応や法要の予定で埋まりやすく、石材店も工事の依頼が重なりやすくなります。
そのため、この時期に見積もりや工事の相談を持ちかけても、すぐには対応してもらえない、または通常より日程が延びることがあります。
「罰当たり」という心配よりも、実務的な混雑を見込んだスケジュール調整の方が現実的な課題です。
お盆やお彼岸の時期に墓じまいを考えること自体は、まったく問題ありません。
ご先祖を大切に思うからこそ、この時期に手を合わせながら考える方もいます。ただ、この時期はお寺も霊園も予定が集中しますので、閉眼供養の日取りは早めにお寺へ相談しておきましょう。
墓じまいの一連の手続きにかかる期間の目安
墓じまいは、相談・見積もりから新しい供養先への納骨まで、いくつかの工程を経る必要があります。
目安として、次のような期間がかかることを知っておきましょう。
- 相談・見積もり:霊園・石材店への問い合わせから見積もり確定まで2週間〜1ヶ月程度
- 改葬許可申請:自治体窓口への申請から許可証発行まで数日〜2週間程度
- 閉眼供養・撤去工事:日程調整を含めて2週間〜1ヶ月程度
- 新しい供養先への納骨:受け入れ先の準備状況によって数日〜数週間程度
合計すると、通常でも1ヶ月半〜3ヶ月程度を見込んでおく必要があります。
繁忙期に重なると、各工程がさらに1〜2週間ずつ延びることも珍しくありません。
繁忙期に合わせて進めたい場合の逆算スケジュール
「次のお盆までに」「秋のお彼岸で親族が集まるときに」といった目標がある場合は、目標の2〜3ヶ月前から動き出すのが安心です。
特に見積もりの依頼と改葬許可申請は、早めに着手しておいて損はありません。
見積書の内容確認や相見積もりの取り方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
逆に、繁忙期を避けてゆっくり進めたい場合は、お盆・お彼岸の直後の落ち着いた時期を選ぶという方法もあります。
墓じまいを始めるタイミングそのものについてはこちらの記事でも整理していますので、あわせてご覧ください。
よくある質問
お盆・お彼岸に墓じまいの相談をするのは失礼にあたりますか?
失礼にはあたりません。
むしろご先祖を思う気持ちからこの時期に検討を始める方は多く、霊園やお寺も自然な相談として受け止めています。時期そのものより、丁寧に進める姿勢の方が大切です。
繁忙期を避けるなら、いつ頃がおすすめですか?
お盆(8月中旬)やお彼岸(3月・9月)の直後にあたる、9月下旬〜11月頃、または3月下旬〜5月頃は比較的落ち着いている傾向があります。
ただし地域や施設によって差があるため、事前に霊園・お寺へ確認しておくと確実です。
まとめ
お盆・お彼岸に墓じまいの相談や手続きを進めること自体は問題ありませんが、この時期は霊園・お寺・石材店とも繁忙期にあたることを踏まえてスケジュールを立てましょう。
目標の時期がある場合は、2〜3ヶ月前から動き出すのが安心です。
逆に、じっくり進めたい場合は繁忙期の直後を選ぶという方法もあります。
ご自身のペースに合わせて、無理のないスケジュールを組んでいきましょう。