墓じまいの段取りが決まってくると、次に浮かぶのが「位牌と仏壇はどうすればいいのか」という疑問です。
遺骨の納め先は決めたけれど、位牌のことまでは考えていなかった。
そんな方も少なくありません。
この記事では、位牌・仏壇それぞれの選択肢と、費用の目安をまとめて解説します。

- 墓じまいは決まったが、位牌や仏壇の扱いは考えていなかった
- 永代供養に位牌も含めてもらえるのか知りたい
- 閉眼供養や処分にかかる費用の相場を知りたい
位牌の4つの選択肢
位牌をどうするかに、決まった正解はありません。
ご自身の状況に合わせて、次の4つから選ぶ方がほとんどです。
| 選択肢 | 内容 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 自宅で保管 | 跡継ぎがいる間は、これまで通り手元に置いておく | 0円 |
| お寺に一時預かり | すぐに決断できない場合、数ヶ月〜数年単位で預かってもらう | お寺により異なる(預かってもらえるかも含めて確認) |
| 永代供養 | お寺や霊園に永代にわたり供養を託す。三十三回忌など所定の回忌でお焚き上げされることが多い | お寺・霊園により異なる |
| お焚き上げ | お寺で位牌を供養したうえで焼却してもらう | お寺により異なる |
遺骨の永代供養先に、位牌の永代供養もあわせて依頼できることがあります。まずは申し込み先の施設に確認してみましょう。
遺骨の納め先そのものをまだ迷っている方は「墓じまい後、遺骨はどこに納めればいい?」もあわせてご覧ください。
仏壇はどうする?3つの選択肢
仏壇についても、無理に手放す必要はありません。
- 引き続き自宅で使う:遺骨を永代供養に出したあとも、日々の手を合わせる場所として仏壇を残す方は多くいます
- 小さな仏壇に買い替える:住まいの広さに合わせて、コンパクトなミニ仏壇へ移す
- 仏壇じまい(処分):閉眼供養をしたうえで、仏壇店や不用品回収業者に引き取ってもらう
仏壇を手放す場合も、位牌と同じく先に閉眼供養が必要になります。
位牌・仏壇を手放す前に必要な「閉眼供養」
位牌や仏壇には、故人の魂が宿るとされています。
そのため処分や引っ越しの前に、僧侶に魂を抜いてもらう「閉眼供養(魂抜き)」を行うのが一般的です。
閉眼供養のお布施に決まった額はなく、御車料を別に包むかどうかもお寺によって異なります。菩提寺がある場合は、まずそちらに相談しましょう。
墓じまいから位牌・仏壇の供養までの流れ
一般的な流れは、次のようになります。
- 親族・お寺に相談する
- 墓石の解体業者を決める
- 遺骨の新しい納め先(永代供養先など)を決める
- 役所で改葬許可証を取得する
- お墓の閉眼法要・遺骨の取り出し・解体工事
- 新しい納め先への納骨
- 位牌・仏壇の供養方法を決めて、必要であれば閉眼供養へ
お墓じまい全体の費用感や流れは「福岡で墓じまいするには?費用と流れを徹底解説」で詳しく解説しています。
お寺や親族への相談の進め方に不安がある方は「墓じまいをお寺・親族にどう伝える?角を立てない切り出し方と例文」もあわせてご覧ください。
まとめ
位牌も仏壇も、手放し方は一つではありません。
自宅保管、一時預かり、永代供養、お焚き上げ。
ご家族の状況に合わせて選べます。
処分や引っ越しの前には、閉眼供養を忘れずに行いましょう。慌てず、ご自身のペースで決めていくことが何より大切です。