閉眼供養のお布施はいくら?封筒(袋)の書き方と渡し方のマナー

墓じまい

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墓じまいの際、多くの方が戸惑うのが「閉眼供養のお布施はいくら包めばいいのか」という点です。

離檀料とは別に必要なのか、封筒はどう書けばいいのか。
聞きたくても聞きにくい、お金の話です。

この記事では、封筒の表書きと渡し方、そして金額に定価がない理由とお寺への聞き方を、浄土真宗本願寺派の仏事Q&Aの記載をもとにまとめました。

困った表情の高齢の男性のイラスト
こんなお悩みの方におすすめ
  • 閉眼供養のお布施は、いくら包めばいいのかわからない
  • 離檀料とは別に必要なのか知りたい
  • 封筒の書き方や渡し方のマナーが不安

閉眼供養(魂抜き)とは

閉眼供養とは、僧侶にお墓や位牌に宿る魂を抜いてもらう儀式です。

「魂抜き」「お性根抜き」とも呼ばれます。
この儀式を経ることで、墓石は宗教的な対象からただの石材に戻り、初めて解体・処分ができるようになります。

ただし、この呼び方は宗派によって変わります。浄土真宗本願寺派の仏事Q&A「浄土真宗のお墓は?」は、お墓が完成したときの法要を建碑式と呼び、「お性根入れとは申しません」と記しています。魂を入れる・抜くという考え方をとらないためです。福岡で墓じまいの相談先になる寺院は本願寺派が多く、当サイトの掲載133施設のうち108施設が浄土真宗です。お寺に連絡するときは「魂抜きをお願いしたい」ではなく「墓じまいのお勤めをお願いしたい」と伝えると、宗派を問わず話が通じます。

お布施の金額に定価がない理由

お布施の金額に、明確な決まりはありません。これは教えてもらえないのではなく、お布施が読経の対価ではないからです。

浄土真宗本願寺派の仏事Q&A「金封の表書き」は、僧侶に差し出す金封の「御布施」について「お寺の御本尊・阿弥陀さまにお供えするためのもの」と説明しています。サービスの代金ではなくお供えなので、値段表というものが存在しません。同じ理由から、「御礼」「御経料」「回向料」といった表書きは趣旨から言ってふさわしくないとも記されています。

金額に決まりがない以上、確実なのは菩提寺に直接たずねることです。あわせて、僧侶に出向いてもらう場合の御車料を別に包むかどうかも聞いておくと、当日あわてずに済みます。

聞きにくいと感じるときは、金額そのものではなく「みなさんどのようにされていますか」という形でたずねると切り出しやすくなります。たとえば「墓じまいのお勤めをお願いしたいのですが、お布施はみなさんどのようにされていますか。御車料は別にご用意したほうがよいでしょうか」といった聞き方です。

「お気持ちで結構です」と言われた場合は、これまでの法要でお包みした額や、親族に前例があればその額を基準に考えると、判断しやすくなります。金額に不安がある場合は、同じ地域の石材店に相談してみるのも一つの方法です。

離檀料とは別に必要?

離檀料と閉眼供養のお布施は、本来は別のものです。

離檀料は「これまでお世話になったお礼」、閉眼供養のお布施は「儀式そのものへのお礼」という位置づけになります。

ただし実際の現場では、お寺から「離檀料」として請求された金額の中に、閉眼供養のお布施が含まれているケースも多くあります。金額の内訳がはっきりしない場合は、遠慮せずに確認してみましょう。

離檀料そのものの相場や交渉のコツは「墓じまいの離檀料は払う義務がある?福岡での相場と揉めない進め方」で詳しく解説しています。

封筒の書き方

表書きは「御布施」と書きます。浄土真宗本願寺派の仏事Q&A「金封の表書き」は、葬儀や法事で喪主(施主)が僧侶に差し出す金封について、「御布施」以外の「御礼」「御経料」「回向料」などは趣旨から言ってふさわしくないとしています。迷ったときは「御布施」と書いておけば間違いになりません。

下段には施主の姓を書きます(「〇〇家」でも構いません)。封筒は白い無地のもので構いません。上のとおりお布施は不祝儀ではなく阿弥陀さまへのお供えなので、弔事の薄墨にはあたりません。水引の有無や封筒の種類は地域やお寺によって考え方が違うので、気になる点は依頼の電話のときにあわせて聞いておくと確実です。

なお、ここまでは施主がお寺に渡す金封の話です。同じQ&Aは、他家の葬儀や法事に参列する側が持参する金封について、浄土真宗では故人の霊にではなく仏さまに捧げるものなので「御霊前」ではなく「御仏前」と書くと説明しています。

渡し方のマナー

渡すタイミングは、閉眼供養が終わった後が一般的です。

先に渡す場合もありますが、タイミング自体はさほど重要ではありません。
それよりも大切なのは、感謝の言葉を添えてお渡しすることです。

  • できるだけ新札を用意する
  • お札の向きを揃えて入れる
  • お金の入れ忘れがないか、事前に確認する
  • 可能であれば、領収書を受け取っておく

墓じまい全体の費用や流れについては「福岡で墓じまいするには?費用と流れを徹底解説」も参考にしてください。位牌や仏壇の閉眼供養についても悩んでいる方は「墓じまい後の位牌・仏壇はどうする?永代供養・お焚き上げ・手元供養を解説」もあわせてご覧ください。

この記事の出典

表書きの書き方と「御布施」の意味、建碑式の呼び方は、浄土真宗本願寺派(西本願寺)の公式サイトにある「仏事・行事Q&A」のよくあるご質問(「金封の表書き」「浄土真宗のお墓は?」)にもとづいています。お布施の額を定めた公的な基準はないため、この記事では金額の目安を挙げていません。当サイトは、出典を示せる数字だけを掲載しています。

まとめ

閉眼供養のお布施に決まった額はなく、お寺との関係やお気持ちに応じて決めるものです。

離檀料に含まれているかどうかは、お寺に確認するのが確実です。

金額よりも、感謝の気持ちを丁寧に伝えることを大切に、この節目を迎えてください。

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